正月早々#3

Mesq1  皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今日の”Tetsu”をお届けします。今回は、名鉄を取材しました。



 正月は、帰省ラッシュが終わってから帰宅ラッシュまでの間、鉄道利用は少ないようです。とりわけ元日は少ないらしく、JR東海やJR西日本でも特急乗り放題パスが出ています。同様に名鉄も正月フリーパスを出し、昨年も利用しましたが、今年は元日だけではなく三が日のいずれかで使える「昇竜1DAYフリーきっぷ」を前売りで売っており、それを昨年末に購入、本日の取材に利用しました。



 先ずは有人駅へ行き、引換券を渡し切符を発行してもらいます。それは磁気券であることから、無人駅でもインタホンに頼ることなく乗降できます。そして今日の目的地を巡りました。



Mesq2  最初は、12月ダイヤ改正の最大の原因となった、太田川へ。新日鉄前を過ぎ、高架道路を潜ると、線路が左に曲がり、仮駅に繋がる旧線と分かれます(写真)。



Mesq3  更に名古屋方面上り線は、二方向に分岐、実際の運転ではここで合流します(写真)。



Mesq4  西側の上り線は勾配を上り、階上になっている部分へと繋がります(写真)。つまり上り線は、ホームが二階建てになっているのです。



Mesq5  太田川駅を西側から眺めた図(写真)。これは、旧来は河和線上り線が、常滑線下りと平面交差していたために、”ミュースカイ”等の列車が遅延することがあったため、太田川駅高架化に併せ平面交差を廃止したものです。地平に駅施設、2階に下り及び常滑線上りホーム、中3階に乗換通路を設け、3階に河和線上りホームが設けられています。2階を下り、3階を上りにすれば良いではないか、という意見もありそうですが、太田川打ち切り列車もあり、折り返し施設も必要なため、このような構造になったようです。これで、名鉄の長年の懸案が、一つ解決しました。駅前施設の整備も着手され、間もなく仮駅の解体も始まります。名鉄に分断された東海市の、都市計画も進行しそうです。



Mesq6  そして列車は半田を過ぎ、富貴から知多新線へ。サミットの別曽池信号場を過ぎ、列車は再び知多半島西側に戻ります。



 そして終点内海の少々手前に、写真のような施設があります(写真)。駅のようですが、駅ではありません。資料によると、ここに「小野浦」駅を設置する予定だったものの、周辺整備が遅れ、未だ開業に至らない、とのこと。周辺には、まだ開発の手は伸びていません。



Mesq7  そして内海まで行き、富貴に戻り、河和へ。名鉄はシーザスクロッシングが嫌いらしく、駅手前は大体単線になります。河和線も河和口~河和間は単線です。河和行き普通は5700系5701F、最後の一般形新造2ドア車の系列で、言い方を変えると「パノラマカー」一族の末裔です(写真)。隣の急行は、6500系です。



Mesq8  そして河和から太田川まで戻り、中部国際空港へ。急行か、せめて準急に乗りたかったのですが、太田川から最速の列車が、普通でした。実際西ノ口で”ミュースカイ”に抜かれただけで、最速でした。車輌は、5700系5701Fと5702Fを6連から4連に組み替えた際に余った2両ずつを繋ぎ4両とし、車体が同構造である5300系廃車の前頭部を接合し発生した、5600系、5601始め4両です(写真)。この編成を、携帯カメラ以外で捉えることが出来たのはラッキー!しかし、間もなく折り返し回送になって、同駅を発車してしまいました。2ドアで、運転台後にシートが無いのが特徴です。



Mesq9  中部空港からは準急に乗り、そのまま犬山線に入ります。こちらも高架化準備、布袋の仮駅は線路を敷く状態にまでなっています(写真)。前後の取り付け部分の工事も進行中で、現在路盤工事を行っていますが、一部未買収があるようで、計画通り工事が進むかは、不明です。



 そういえば河和線(「上ゲ」の次の)青山も高架化工事が進み、上り線高架の構体が完成し、線路を敷く所まで来ています。都市の分断を解消するには、高架化は一番のようです。これらの工事にも、いわゆる「道路特定財源」が使われています。



Mesq10  そして犬山遊園で下車。犬山遊園駅から犬山成田山(成田山新勝寺の別院)を経由し、モンキーパークまで走った、モノレール線(廃止)の、その後を見たかったからです。現在は写真のとおり、モノレールは駅に支障しない部分が撤去され、寸断されています(写真)。日本初の跨座式モノレール、日立アールヴェーグ式のモノレールで、名鉄では珍しく日立製の車輌でしたが、一部は終点モンキーパーク内に保存されるそうです(注、営業当時は同パーク内に整備工場があった)。



 そのまま犬山成田山まで行っても良かったのですが、重い相棒がおり階段が登れないこと、また時間が無かったために、記念品のチケットまであったものの、行きませんでした。信心がありませんね。



Mesq11  そして駅に戻り、乗車します。犬山遊園を出るとすぐ北側は、以前は道路併用橋だった犬山橋です(写真)。道路橋が開通し名鉄も一安心とのことですが、「お立ち台」が一つ減ったことは確かです。犬山橋を通る特急「北アルプス」(廃止)も、伝説となってしまいました。



Mesq12  そして橋を渡ると新鵜沼。新鵜沼駅東側も駅前整備され、以前とは風景が一変しました。特急「北アルプス」専用の鵜沼短絡線も、廃止後時間が経ち、線路跡もはっきりしなくなっています。



 そして名鉄では最短駅間であろう、「各務原市役所」(旧称「各務原飛行場」)~「市民公園前」にやって来ました(写真、手前が「各務原市役所」、奥が「市民公園前」)。距離は、約600メートルです。



Mesq13  間もなく田神、という所に、広大な空き地があります(写真)。ここが名鉄600V線区である美濃町線、岐阜市内線、揖斐線、谷汲線(いずれも廃止)車輌を整備していた、名鉄岐阜工場跡地で、「市ノ坪」という電停までありました。現在施設、車輌は全て撤去され、利用目的もなく、空き地になっています。



 なお、路線総延長日本一の私鉄は近鉄で、その次はずっと名鉄でしたが、600V線区全廃で東武を下回り、3位に転落してしまいました。



Mesq14  その横から、各務原線の複線に、線路が寄り添うように走ります(写真)。これが田神線と呼ばれた連絡線です。途中には600Vと1500Vを切り替えるデッドセクションがあり、走る車輌は複電圧対応、列車は各務原線新岐阜まで乗り入れていました。境界駅田神には、鉄道線ホームとは別に軌道線ホームも設けられていました(上下線とも、構内踏切の東側)が、現在は撤去されています。



Mesq15  そして名鉄岐阜へ。6番線の向こうには、軌道線用の7番線ホームの跡が残ります(写真、中央の階段)。線路は電留線として待機の車輌(当然、鉄道線車輌)が入っていることもあります。その目を持って見ないと、分からないものがあります。「物には、理由があるんですよ!」 Mesq16



 そして高架の名古屋本線ホームへ行き、笠松乗換、竹鼻線新羽島へ(写真)。いつもホーム上で帰ってしまうのですが、今回は駅を出ました。無人駅で、バリアフリー対策は全く取られておらず、重い相棒を抱え、長い階段を降りました。以前は名鉄岐阜から直通準急も出ていましたが、利用が少なかったのか今改正で全列車笠松打ち切りと、非常に便が悪くなりました。岐阜市民は、岐阜羽島を利用しないのでしょうか。



Mesq17  新羽島は、元は竹鼻線江吉良から分岐し、新羽島で新幹線の岐阜羽島に接続することを目論んだ新線でした。後に竹鼻線江吉良~大須間が廃止され、現在は単独路線のようになっています。



 岐阜羽島は、以前は「こだま」のみ停車する駅でしたが、現在は1時間に1本ずつ「ひかり」と「こだま」が停まり、以前よりは利便性が上がっています。丁度新大阪行き「こだま」、700系幹ハカ(JR西日本博多総合車両所)B1編成が、岐阜羽島2番線に入線しました(写真、”JR700”がJR西日本の編成の証)。これをN700系「のぞみ」が追い越す訳ですが、一瞬油断した隙に、あっという間に走り去ってしまいました。



 そして日没、帰宅しました。



 今日は、各線で運転士の横に指導運転士が立って、運転をしていました。シミュレーターを卒業した運転士が実車に乗り、また普通運転士が急行等を初めて運転する、そういう機会が多かったようです。しかし、流石に名鉄名古屋に停まる運用には入っていませんでした(行先線区ごとに1メートルずつずらして行列しているため、停止位置が1メートル以上ずれると大変なことになるので、腕利きの運転士しか入れない)。



 名鉄の3500系以降の車輌は、VVVF、ワンハンドルマスコンですが、勾配線区が無いことから、勾配抑速ブレーキ段はありませんでした。加速は、普通は3ノッチまでしか入れませんが、急行は発車すぐに5ノッチを入れフル加速をしており、運転速度の差もあるのだなあ、と思いました。しかし、最新3150系、3300系は、運転時分まで入力されており、管理は厳しいなあ、と思います。



 正月早々、好きだなあ、と思います。しかし、今日の電車賃は、延べ1,400円だったんですよ!



 それでは、次回をお楽しみに。

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電車ばかり撮っている中年です。甥からは「おじちゃん」と呼ばれます。

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