宴の前。

Maeq1  皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今日の”Tetsu”をお届けします。今回は、本取材の前の事前取材、「リハーサル」です。



 名古屋市交通局(市営地下鉄)では、東山線5000系と、鶴舞線3000系の置き換えが計画されています。東山線ではN1000系がゆったりとしたペースで増備されていますが、鶴舞線ではまだ置き換えが行われていません。しかしついに3000系置き換え用車輌、N3000系が落成し、今朝山口県の下松(日立製作所工場)を出発し、現在も甲種車輌輸送が続いています。そして明日、名古屋に到着します。



 私は、それを迎え撃つべく取材をするわけですが、そのために遥か広島や山口まで行くわけにもいかないため、明日取材する場所を事前調査しておこう、というのが、今回の取材の主目的です。事前準備が終わっている車に、カメラを積み込み、今朝も自宅を発ちました。



 最初は何処にしようかと考えましたが、昼前後に小休止をする稲沢近辺で場所を探します。先ずは、最初の候補地で撮った、EF200 17牽引貨物列車です(写真)。



Maeq2  次の候補地は、稲沢駅近辺です。跨線橋からは、愛知機関区に停泊するEF66 2、130、及び129が見えます(写真)。別の形式のように見えますが、2号機は昭和40年代製、130及び129はJR化後の製造であるものの、法令改正による変更点以外はほぼ同じ、あとはクーラーの有無ぐらいです。同じ形式とされます。



Maeq3  橋の下、愛知機関区の側線には、保存車輌か、記念すべき車輌が残ります。最初は、コキ5000形コキ5000です(写真)。初期のコンテナ貨車ですが、高速対応ではない点を除けば現在の最新鋭コキ107と同じスタイルです。当然第1号車です。



Maeq4  隣は、コキ72 901です(写真)。JR化後に製造された低床式コンテナ貨車、高速対応で110キロ対応車ですが、現在は載せるコンテナが無く、余剰、結果解体となるところ、試作1号車という事で残ったようです。貨車は、大量に製造され、余剰になると直ぐ廃車解体と、一般にライフサイクルの短い車輌が多いです。



Maeq5  愛知機関区の所属車が並びます(写真)。左から、DD51 1805(DD51最終ナンバー、吹田機関区からDD51 750(当時最若番)と入れ替わった)、DD51 832(「一休車」の表示あり)、DE10 1701、DD51 856(「一休車」)、DD51 853です。



Maeq6  続いて、電気機関車を(写真)。左から、EF64 43、同77、同76、同74、同63です。EF64 0番台、国鉄色は現役車では既に無く、JR東海でのATS-PT使用開始に伴い中央線(東西)からも撤退、現在伯備線に最後の活路を見いだしています。しかし運用数が少なく、しかも夏場に非冷房の0番台は不評で、伯備線の昼間の運用に入る列車は、1000番台クーラー付きが指定運用に入っていたそうです。しかし岡山機関区に移籍せず、愛知機関区所属なのには、何か理由があるのでしょうか。



 なお、今後0番台は、車検切れから順次廃車、とのことです。



Maeq7  このまま次へ行こうとも思いましたが、思いとどまり、稲沢駅の入場券を購入し、ホームに降ります。向こうには、DD51から並んでいるのですが、重複は避けます。真ん中にはEF64 53、同47が(写真)。伯備線の1日5往復の単機運用では明らかに余剰で、しかしATS-Pを載せるほど長く使う予定もなく、結果検車が残り調子のよい機関車だけ使う、ということでしょう。0番台の重連も見られなくなり、残念ですが、これも時代ということでしょう。



Maeq8  EH200の新造により、高崎機関区から大量に移籍してきたEF64 1000番台。JR東日本と違い塗色変更が進み、色々な塗色がありますが、その中でも国鉄色を維持している機関車を発見(写真、EF64 1048)。今日の中央線(中央西線)はどのペアか、というのも、地元の貨物愛好者の話題のようです。



Maeq9  検修庫の前には、DE10 1512、及び同1503が停まります(写真)。切り抜きナンバーです。



 まだ色々と撮ったのですが、この辺りで稲沢を発ちましょう。



Maeq10  次は、甲種車輌輸送の、公開されている時刻の終点、笠寺へ。笠寺駅前にはイベントホールがあり、名古屋という土地柄から巨大駐車場があります。そこは時間制ではなく、1回500円とのことでした。土地勘を働かせ、ポイントは3か所ぐらい候補があったのですが、先ずは最初のポイントから(写真)。行きは自動車、帰りはコンテナを積む貨車、コキ71が並びます(写真)。左から1、2、901、902、EF210 133(「新」、すなわち「鶴太郎」)を挟み5、6です。名古屋~米子、及び名古屋~新潟で運用されていたそうですが、現在は運用が無く、余剰となっています。平成新造の110キロ貨車が、残念です。



Maeq11  第2候補の踏切上歩道橋は、停止中の車輌の後方となり、ボツ。そして第3候補に移動する途中、貨物線が騒がしい。見ると、EF64 1050牽引のコンテナ貨物列車が到着したのでした(写真)。取り敢えず側方から金網越しに捉えました。



 続いて第3候補まで行きましたが、架線柱と支持構造物が多く写真にならず、ボツとなりました。



Maeq12  第3候補に向かう途中、南の方から汽笛が。名古屋臨海鉄道のDLの汽笛です。同機は矢橋ホキ(空車)を牽き、笠寺に入線。そして切り離し、入れ替わり先ほどのコンテナ貨物を牽くべく転線します。そのDL(ND602)が連結され、出発信号を待つ姿(写真)。ここがイケそうですが、(治安的)安全の保証は出来かねます。現地へ行ってみて、十分に考えてください。



 私は、次の目的地へ行きます。それは、この列車の目的地と一緒です。



Maeq13  続いて、名古屋臨海鉄道東港駅へ。笠寺から同鉄道東港線を行く貨物列車に、少し先回りしたようです。本線上には、DL、ND5529が停まります(写真)。



Maeq14  駅の南東隅には、運用を外れたDL、番号は左手前から”ND55217?”、”ND55210”、”ND55215”が並びます(写真)。



Maeq15  現在の主力はND60形のようです(番号から、日車製60tDLのようです)。ND601が、先ほど到着したコンテナ貨物の入換に、忙しいようです(写真)。



 なお、これらの写真は、全て私有地の外側で撮りました。名古屋臨海鉄道、他各社の私有地(ほとんど立入禁止)には、絶対に入らないよう、気をつけてください。



Maeq16  東港駅から、笠寺方面からはスイッチバックする方向に、線路が出ています(写真)。踏切です。これは名古屋臨海鉄道東築線です。貨物時刻表にも、貨物種類が「甲種車輌輸送」の1本だけとなっている、不定期に運転される路線です。要するに荷物である「鉄道車輌」がある時だけ運転される、ということです。



Maeq17  同線は北上、橋を渡り名鉄築港線と直角に交差します(写真、前後が名古屋臨海鉄道、左右が名鉄(ダイヤモンドクロス))。写真奥側(北側)から渡り線が左手(西)に向かっており、その渡り線は、名鉄築港線と合流します。



Maeq18  合流した先には、名鉄築港線東名古屋港駅があります(写真)。同線は駅間一つ、朝晩のみの運転で、休日はほとんど運転されません。名鉄が貨物輸送を行っていた頃からの路線であり、貨物以外は駅近辺の工場の、朝晩のみの通勤需要しかありません。営業上は終点ですが、駅は線路が行き止まりになっていません。



Maeq19  その先には踏切連動信号があり、港まで繋がっています(写真)。



 笠寺からの輸送の時刻は、貨物が「甲種車輌輸送」として時刻が定められています。これは、主に日本車輌が豊川工場で製造した車輌を、名鉄及び名古屋市交通局に納車するルートの時刻であり、また同社が名古屋港から車輌を船に乗せ、海外に輸出する際にも使われる時刻です。今回は、日立製作所から名古屋市交通局に納車するのですが、同列車の笠寺到着時刻はその運転時刻に間に合うよう設定されており、おそらくその時刻で東名古屋港まで輸送されるでしょう。



 なお、その後は、東名古屋港から名鉄のデキに牽引され大江の側線に移動、夜間に上小田井まで牽引され、上小田井から名古屋市交通局鶴舞線に入線するのでしょう。先日の桜通線6050系では、更に丸の内の連絡線を渡り、桜通線に入線しました。



 皆さんは、そんな列車のために時間を割く、なんてことはしないと思いますが、正午頃稲沢発ですので、その前後に東海道線沿線の駅(笠寺まで)にいると、出くわすかもしれません。



 明日の本番を前に、緊張します。寝坊せず、上手くやりたいと思います。



 それでは、次回をお楽しみに。

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電車ばかり撮っている中年です。甥からは「おじちゃん」と呼ばれます。

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