冬休み#3

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 皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今日の”Tetsu”をお届けします。今回は、名松線を取材しました。



 名松線は、「名」と「松」を結ぶ線として計画されました。「松」は「松阪」ですが、その先の「名」とは?それは「名張」で、名張からは旧「近鉄伊賀線」、現「伊賀鉄道」を通じ伊賀上野まで通る予定だったようです。しかしそこまで延長する前に国鉄改革を迎え、盲腸線のままJRに移管され、数年前の台風災害が原因で、途中からバス代行となっています。今回は、その様子の取材です。



 先ずは、「松」、則ち松阪まで行かねばなりません。名古屋からは、関西線快速亀山行き、211系5000番代4連、「海シン(神領車両区)」K10編成に乗ります(写真)。方向幕は、「快速」のみです。



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 快速「みえ」なら一本で、しかも速いのですが、「青春18きっぷ」ということもあり、亀山へ。亀山からはスイッチバックし紀勢本線、キハ11-111単行です(写真、津での撮影)。キハ11 100番代は寒地形ですが、暖地にも用いられます。津で、快速「みえ」に抜かれました。



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 そして松阪へ。駅弁を買い(名物「松阪牛弁当」ではありませんでした)、5番線に向かいます。そこでは、キハ11-3が、発車を待っています(写真)。名松線家城行きで、これに乗車しました。



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 スイッチバックし、分岐する信号場を抜けると、間もなく紀勢線から離れます。そして、現在の終点「家城」に近づきます(写真)。駅の前後にスプリングポイントがあり、以前は行き違い可能駅でした。現在は、駅舎側線路、ホームのみ使用されます。なお、同駅は十数年前まで腕木式信号が用いられ、駅に信号用梃子がありましたが、現在は3灯式信号が用いられます。



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 家城以遠は運転不能のため、代行バスが走ります(写真)。駅前から、三交バスが出ています。



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 そしてバスに揺られて約30分、終点「伊勢奥津」に到着(写真)。営業当時の待合室(写真)。駅ノートもここにあります。



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 待合室奥の引戸を開けると、ホームがあります(写真)。十数年前は1面2線の島式であった記憶がありますが、南側は施設に転用され、現在は1面1線です(写真)。



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 線路終点の先には、SL時代の名残、給水塔が残ります(写真)。勾配の終点、蒸気になってタンクの水は無くなるため、給水は重要でした。



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 その南側、以前はヤードであったであろう場所は、「津市八幡センター」と、その駐車場になっています(写真)。バスはこの位置に停まり、先ほどの待合室は右端の一番奥になります。



 バスは、折り返しまでの間に、正月を迎えるべく洗車していました。私は、愛車どころか部屋も掃除しない無精です。



 そして代行バスは、再び家城へと向かいます。鉄道ファンを除く「本当の」乗客は、1人でした(ファンは親子連れも含め10人程でした)。



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 隣駅の「比津」は坂の上にあり、駅前ロータリーが無くバスが折り返せないことから、坂の下に停まります。



 次の「伊勢八知」は、旧「美杉町」中心部(現「津市」)で、旧町役場横に駅があります(写真)。駅は、公共施設の一部となっています。



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 次の「伊勢鎌倉」は、駅舎もなく、階段の上に盛土のホーム1面1線の簡単な駅です(写真)。



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 伊勢竹原は、農産物直販所の脇になり、駐車場がバス停です(写真)。



 こうして見てみると、あまり被害がないように見えますが、途中で致命的に崩れているところがあるらしく、その1か所のために家城から全面的に不通になっている、とのことでした。防災工事を地元が負担して、営業運転を再開する、とのことでしたが、JR東海最大の赤字線、列車の無人暴走も2回起こしており、本当に復旧するのか、どうなのでしょうか。2016年が、一つの基準となりそうです。



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 そして、家城では、先ほどのキハ11-3が出発を待っています(写真)。



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 運転台には、タブレットの入ったタブレットホルダーが置かれます(写真)。伊勢奥津運転時の名残です。



 間もなく、発車しました。



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 そして、松阪で乗り換え。玉垣で構えるのを忘れ、入庫している伊勢鉄道イセⅢ形を捉えられず。残念。



 南四日市では、スイッチャー、左奥DB25、右手前DB20が、注連飾りを着け停まります(写真)。今日は、正月休みです。



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 四日市駅構内では、DE10 1557が、待機します(写真)。



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 乗ったのは快速「みえ」、キハ75形です(写真、キハ75 1始め4連)。元はキハ58+キハ65だったのが、キハ75を新造し、伊勢神宮式年遷宮対応で2連から4連(2+2連)に増結されました。しかし、列車頻度も、両数も、近鉄にはまだまだ及びません。後は、利用客次第でしょう。



 そして帰宅しました。



 名松線を復旧したくなくなる気持ちは、分からなくはありませんが、可能なら復旧して貰いたいですね。英断を期待します。



 歳の最後まで取材する、私は何という「テッチャン」なのでしょう。しかしながら、それにお付き合いいただく皆様には、本当に感謝いたします。



 それでは、次回をお楽しみに。

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電車ばかり撮っている中年です。甥からは「おじちゃん」と呼ばれます。

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