海千山千

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 皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今日の”Tetsu”をお届けします。今回は、名鉄三河線(通称「海線」)廃線跡を中心に取材しました。




 刈谷を起点に海山両方に伸びていった三河鉄道。後に名鉄の傘下に入り、「名鉄三河線」と名を変え、起点も知立からに変わり、現在に至ります。先日はいわゆる「山線」の廃線跡、未成線を取材したので、今回は「海線」になりました。




 三河線海線現在の終点は、碧南。市街地の細い路地の奥に、駅舎はあります(写真)。




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 そこから150メートルほど先に、現在の線路終端があります。次の踏切手前、4連が待機できる程度の長さを残しています(写真)。6000系ワンマン対応車4連が2本側線に停まり、駅ホームには2連が停まります。




 この南側で線路は合流、電化落成も内燃化で架線が廃止となり、キハ20あるいは30で営業されました。車両は、毎夜LEカーの基地猿投から営業しながら送り込まれ、運用を終えた車両は翌日三河線を営業しながら帰庫しました。




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 線路はこのまま南下し、市街地を大回りしながら吉良吉田を目指します(写真)。この大回りで、間を短絡する道路を走れば、電車より早く駅に到達したそうです。現在も営業していれば競争する人もいたであろうものを、廃止となり残念です。




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 そして廃線跡最大の遺構は、矢作川を越え、西尾市(旧「幡豆郡一色町」)にあります。国道が交差点で曲がるところをそのまま直進すると、写真のような高架橋が跨ぎます(写真)。これが廃線跡の橋梁です。新設の県道に踏切を造らないため、立体交差にすべく建設され、線路が切り替えられましたが、10年と使わずに廃止となり、勿体ないことをしました。




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 その北側(写真)。随分手前から高架が始まっているのが分かります。




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 その南側(写真)。こちらも長いです。




 この高架橋建設で、数億の建設費がかかっているそうですが、廃止により無駄となりました。




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 現在国道を走る代替バスに旧駅名を確認するも、さしたる施設も見つけられないまま吉良吉田に到着(写真)。廃線区間の終点です。




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 少し碧南寄りからのカット(写真)。左側2番線に、6000系ワンマン対応車、6211始め2連が停まります。蒲郡線の運用に就きます。




 右側の、土盛りのホームが1番線です。当初はこちらの碧南側から開通し、後に西尾線が到達したため、こちら側が1・2番線、現在ルートの西尾線が3・4番線となっています。1番線は、永く使われていません。




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 振り返ると、廃線跡が見えます(写真)。暫くは、レール、架線ともに残り、電車の留置も可能となっています。旧来は、左側(南側)の終端に、LEカーが待避することが出来る配線になっていました。




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 北側は旧来の本線、再び南側に切り替わり、碧南方面に繋がっていました(写真)。こちらも終端となり、レールの間には樹木も生え、廃止から永く時間が経っていることが分かります。北側は電車を留置することも可能ですが、現在そんな運用はあるのでしょうか。




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 まだ時間が早かったので、そのまま名鉄蒲郡線に沿って移動し、終点蒲郡へ。現在は三河塩津(名鉄は「蒲郡競艇場前」)での乗換も可能ですが、以前同駅は無く、蒲郡で乗り換えでした。




 そこで思いついたのが、蒲郡市博物館前庭に保存されるD51を撮ること。D51 201です(写真)。手入れは行き届いているようです。




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 しかし、まだ早い、そこで、欲を出して、以前中途半端なまま終わった、豊橋鉄道渥美線廃車車両を撮りに、田原市まで移動しました。




 終点三河田原からバスも無い、「サンテパルク田原」には、同線1500V昇圧で引退した2両が保存されます。1両は、デワ11です(写真)。電動貨車です。




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 運転台(写真)。東洋電機製マスコンとハンドブレーキしか無く、簡易な構造となっています。




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 車内の様子(写真)。木製の有蓋車、床も側も屋根も全て木材で、一部のみ鋼製です。




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 もう1両は、デキ211です(写真)。凸型電機です。




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 運転台(写真)。運転席は横向きに配置されています。ゼネラル・エレクトリック製の大型マスコンが鎮座し、右側にブレーキ、上には各種スイッチが配置されています。ボンネットには抵抗器、空気溜めが配置されます。




 そして、帰途に就きました。




 残念ながら名鉄は、幹線系以外は減量ダイヤが続き、路線網は縮小しています。やはり電車に乗ってもらうのが一番なのですが、そういう私も、今日は乗っていません。何か、効果的な方法は無いのでしょうか。




 それでは、次回をお楽しみに。

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電車ばかり撮っている中年です。甥からは「おじちゃん」と呼ばれます。

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