Local Train#1

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 皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今日の”Tetsu”をお届けします。今回から数回にわたり、JR東海ネタをお届けします。まず今回は、今月電化された、武豊線をお届けします。


 明治期、東海道本線建設のため、陸揚げ地とされた武豊から敷設された、武豊線。そのとおり、東海地方で最も古い鉄道です。キハ40系からキハ75系、キハ25系といった車両の手配を経て、遂にJR東海が初めて施設に手をつけた、最初の路線となりました。確かに、キハ75系以降なら、本線でも平行ダイヤが引けますが、やはり車両運用の自由度という観点からは、電化が望ましかったのでしょう。


 昨日は、早起きをする予定が、またしても得意技をかましてしまい、遅れながら出発。列車は313系海カキ(JR東海大垣車両所)Y14編成、区間快速武豊行きです(写真、大府での撮影)。


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 武豊線に入り、尾張森岡を過ぎると、信号で列車が停止。見ると、五角形の「非常停止信号」が動作しています(写真)。踏切で異常発生です。非常信号の動作は、初めて見ました。


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 運転士は、運転指令と無線で連絡を取りながら、その踏切まで徐行し、停止。手歯止をかけ、運転台に「手歯止使用中」の札を置き(写真)、踏切点検。異常がないことを確認し、手歯止を外し、運転を再開しました。


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 次の駅、緒川で行き違いを待っていたのは、311系海カキG12編成、区間快速でした(写真)。電化で、可能となった営業です。


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 東浦駅西側には、枕木を積んだモーターカーが停まります(写真)。保線用機械です。


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 東浦駅南方では、衣浦臨海鉄道碧南線が、左に分岐します(写真)。碧南火力発電所に石灰石を搬入し、発生した石炭灰(フライアッシュ)をセメント工場に搬入する、ピストン輸送が行われています。


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 同じく衣浦臨海鉄道半田線が分岐する、東成岩に到着(写真)。左後、北東方に分岐します。


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 同線に入る貨物列車は、東成岩南東方の側線に一旦入線(写真)、機回しの後入線します。


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 そして、現在の終点、武豊へ。かつてはこの先、武豊港まで繋がっていましたが、現在は一部敷地が残るのみです。終点には、ホームの1線と、側線の2線のみ残ります(写真)。


 駅前には胸像が立ち、説明する看板はありませんが、花が供えられていました。


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 そして道を戻り、半田へ。同駅には、明治期に設置された、JR最古とされる跨線橋があります(写真)。支柱は鉄道院の支柱、横には煉瓦の油庫も残ります。


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 元国鉄職員たちによると、半田駅の、この跨線橋が電化のネックだったのだそうですが、結局その下は写真のように処理されました(写真)。架線がずれないように、すぐそばに支柱が立っています


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 同駅近くには、同線最後のSL記念列車として走ったSL、C11 265が保存されます(写真)。以前は、東方は草が伸びていましたが刈られ、見ることが出来ました。横には区名札「名」(名古屋機関区)、仕業札が入っていました。


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 戻り、次は亀崎へ(写真)。JR現存木造駅舎としては最古のものだそうです。窓は、アルミサッシになっています。


 同駅もバリアフリー対策でエレベーターが設置されましたが、風景にマッチした外観になっています。


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 続いて、石浜へ行くと、列車が行き違います。対向列車に乗れず、ガックリしていると、予想もしない時間に、列車接近の放送が。構えると、KE65-1(衣浦臨海鉄道所属機、DE10相当)牽引貨物列車が、高速で通過します(写真)。ケガの功名です。


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 架線の様子(写真、東浦駅にて)。左側の架線の「ちょう架線」が太いのに気付きますが、これはこの「ちょう架線」が、送電線を兼ねているからです。東浦と武豊の2か所に設置された変電所からこの線に送電され、ここから給電されています。JRとしては、四国の土讃線、多度津~琴平間に次ぐ簡易な架線で、建設費も抑えられています。


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 朝の、名古屋直通区間快速の時間を過ぎると、昼はワンマン列車の時間帯、2連の313系1300番代が運用に就きます(写真、海シン(JR東海神領車両所)B521編成)。大府行きです。


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 尾張森岡から大府方面を見ると、分岐しています(写真)。旅客列車は、右に分岐します。


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 左の線路は、更に離れ、写真の鉄橋を通り(写真)、大府駅南方の貨物列車ヤードに繋がります。この先は名古屋南方貨物線(未成線)を通り、名古屋貨物ターミナルを通り稲沢まで繋がる予定でしたが、工事途中で中止となりました。


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 そして、名古屋方面に向かいます。


 大府駅には、機関車が2両。1両は、EF66 124です(写真)。JR貨物が発足後、最初に新造した機関車です。


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 もう一両は、EF210 18です(写真)。EF210量産車、1C2Mで、3ユニット装備されます(100番代は1C1Mで、6ユニット装備です)。横には石灰石とフライアッシュの、ピストン輸送用の貨車が並んでいました。


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 戻り道、笠寺では、EF64 1005が、コキを牽き停まります(写真)。歯車比は平坦形EF65と同じだそうで、JR貨物愛知機関区に集中配置される同形、このような平坦運用もあります。


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 そばには、EF210 121が停まります(写真)。


 名古屋に戻り、この後も取材を続けましたが、以降は長くなるので、次回とします。


 武豊線は電化され、本線用電車が直接入線も可能となり、運用の自由度が上がりました。今後は、分割併合や本数増も期待されるところです。通常JR東海は新車を投入しますが、それも限界に達したのか、施設に手をつけた、最初の事例となっています。


 その結果同線で使用された気動車は、他線に転用されました。それが、次回のネタとなっています。


 それでは、次回をお楽しみに。

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電車ばかり撮っている中年です。甥からは「おじちゃん」と呼ばれます。

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