Land On#3
皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今日の”Tetsu”をお届けします。今回は、北海道3日目です。
例によって今日も滞在先を発ち、向かったのは沼田町。同町の温泉施設には、15号機関車(形式「10」)が保存されます(写真)。明治22年ドイツのクラウス社製、現存最古級のSLです。後に工場入換用に使用され、その縁で沼田町に残ります。
後からの姿(写真)。以前の保存場所に何度も足を運び、「幻か」と思っていましたが、遂に見つけました。喜びもひとしおです。
キャブです(写真)。やはり、右側が機関士のようで、加減弁、ブレーキも右側に装備されています。
その足で行きました、留萌市の公園にある、D61 3です(写真)。D51に従軸を加えバークシャーにし、9600形を置き換える筈でしたが、僅か数両の改造のみで、留萌に集中配置され羽幌線(廃止)で使用されました。画像も、ほとんど無いようです。
その、D51と違う、2軸の従台車(写真)。C62のように、角を切ったりはしてありません。
続いて、旧「神居古潭」駅へ(写真)。函館本線の駅、難所だったようですが、現在はルート変更し廃止になっています。
同駅には、3両のSLが保存されます。
最初は、D51 6です(写真)。ナメクジです。
その前は、C57 201です(写真)。戦後製のいわゆる「4次形」、北海道と九州に少数配置されました。
その前は、29638(9600形)です(写真)。
何度も来て取り上げた場所ですが、何度来ても飽きません。
続いて、旭川市内へ。市施設には旭川電気軌道1001が保存されます(写真)。雪国でこのように美しい状態とは、賞賛に値します。
東川町の資料館は、夏休み中は月曜以外毎日開館ですが、それ以外は日曜のみ、冬期休館もあります。今日は月曜なので、残念でした。来年以降になります。
落ち込んで車を走らせていると、「おお?」と思い、車で戻ります。キハ22でしょう、廃車体が残ります(写真)。
そのまま、南下します。美瑛町の公園には、9600形49600が保存されます(写真)。401番目です。
同機のキャブにも入れます(写真)。焚き口は、片手式の小さなものです。
富良野市の市施設には、D51 954が保存されます(写真)。
そして、南富良野町へ。幾寅駅前には、映画「鉄道員(ぽっぽや)」関連の施設が並びます。
駅前には、撮影のため改造され使用されたキハ40 714が、カットされ保存されます(写真)。映画では、キハ12 34という番号だったと思います。側面のバス窓が特徴です。撮影後は通常運用に就きましたが、後に廃車になりました。
車内の様子(写真)。ボックス左右各1ブロックのみ残ります。壁には、出演者のサイン色紙が飾られます。
幾寅駅舎(写真)。現在も映画の「幌舞」の看板を掛けています。多分、原作は炭砿もある幌内線(廃止)「幌内」だったのでしょう。
そして、今日の行程は終了、滞在先に向かいました。
遺漏の多かった地域で、遺漏を無くすととても良い感じです。ここ7、8年の懸案が解決し、安眠できます。
それでは、次回をお楽しみに。