切り替え

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 皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今日の”Tetsu”をお届けします。今回は、高架化準備工事の進行する、名鉄瀬戸線喜多山近辺を取材しました。


 かつて瀬戸線の検車区があった、喜多山。近辺の踏切解消のため、先ず検車区を尾張旭に移動、続いて本体の工事に取りかかり、来週一つの節目、下り線の仮線移転が行われます。そのため、その関連の変化を確認するため、今日は喜多山へ行きました。


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 先ずは、喜多山駅へ。駅前踏切は、仮線対応工事がほぼ完了、次の上り線仮線用の踏切の準備が進みます(写真)。


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 現在線の北側に、下り線、尾張瀬戸方面の仮線が設置されています。栄町側の眺め(写真)。踏切手前で分岐しています。


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 踏切を、北側から眺めます(写真)。現在線の北側に仮線があり、現在の踏切の手前に踏切信号と遮断機が用意されます。


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 入場券を購入し、駅に入ります。


 現在の駅通路の途中で、工事用の柵が立ちます(写真)。現在はここで南に曲がり、現在ホームへの踏切に続きます。


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 その柵の先は、仮線下りホームの踏切へと続きます(写真)。将来的には、今後建設される仮線上りホームへの踏切へと続く準備工が出来ています。


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 移転する配置図を見て驚いたのは、やはり下り線が島式1面2線のホームとなること(写真)。つまり、緩急併合が可能な配置になるということで、これは、今後の瀬戸線の運転形態に、重大な変化が起きることを示しています。駅近辺はほとんど名鉄の用地であり、可能とは思っていましたが、やはり、そうでした。


 現在、上り線は朝ラッシュ時、全列車普通列車という運転形態ですが、将来上り線も同様に緩急併合可能な構造になった場合、朝ラッシュの運転形態が劇的に変化することでしょう。そうすると、更に尾張旭でも、とは思うのですが、それはもう少し先の未来の話です。瀬戸線に更に増備車が見込まれることは確かですが、現行4000系の続番か、それとも新形式4200系にしてしまうのでしょうか。


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 同じ位置から、栄町側を眺めます(写真)。道路踏切手前から分岐します。


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 現在線の下り、1番線(写真)。このホームの位置に上り線仮線が建設されると、高架化工事準備工が完了、長年懸案であった工事に、やっと着手できます。


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 かつての喜多山検車区跡(写真)。この位置に下り高架線が建設されるのでしょう。緩急併合施設を建設するスペースが十分にあることは、明らかです。瀬戸市民、尾張旭市民の念願でもあります。


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 少し栄町寄りの踏切からの、下り仮線の眺め(写真)。軌陸車の重機が載っている線路が、仮線です。注意して見ると、お堀電車時代の簡易な架線柱が現在線本線上に残っているのに気付きますが、既に役目を終え、碍子等の架線支持物は無く、今回の仮線建設の際に設置されたコンクリ柱の架線支持物で架線が支持されているのが分かります。


 また、少し小さいですが、先には場内信号があり、左が低く右が高く、右側が本線、左側が副本線であることが分かります。


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 更に栄町側に進みます。すると、瀬戸街道踏切手前で、下り線も仮線が建設され、瀬戸街道踏切は完全に切り替わることが分かります(写真)。


 結局、検車区もあった喜多山駅近辺を、ここまで大規模に改変しなければならなかったのは、この、「瀬戸街道踏切」が原因です。瀬戸方面への幹線道路である瀬戸街道を、名鉄瀬戸線が踏切で横断するため、朝夕は遮断時間が長く、道路交通の支障となっていました。瀬戸方面への国道は他のルートを通りますが、長年の懸案を解消するため、検車区の移転から、時間をかけ一つずつ解消し、やっと本段階に漕ぎ着けました。


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 瀬戸街道踏切、現在線と仮線の踏切を、瀬戸街道名古屋側から眺めます(写真)。現在線の西側に、仮線踏切が設けられ、切り替え準備は終わっています。


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 同踏切を、瀬戸側から眺めます(写真)。注視すると、現在線が踏切手前でRを描き、直角に近い角度で瀬戸街道と交差しています。なお、行き過ぎてからも再びRを描き喜多山を目指しており、結果この配線が原因で通過速度が低下し、踏切遮断時間が長くなり、より道路交通の支障となっています。仮線は、もう少し鋭角で交差しており、線形が改良され通過速度も向上するものと思われます。ただ、最終的には高架化で、この踏切自体消滅しますが。


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 仮線踏切に設置された看板(写真)。交差角度の注意を促しています。


 天候が順調であれば、17日から仮線は使用が開始され、変化が生じます。僅かずつであった名鉄瀬戸線の変化が、今後劇的に変化するものと思われます。低速なお堀電車であったのは今は昔、大型の20m車が走り、線形改良も、一歩ずつ進んでいます。今後とも変化し続ける同線を、注視していきたいと思います。


 それでは、次回をお楽しみに。

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電車ばかり撮っている中年です。甥からは「おじちゃん」と呼ばれます。

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