名鉄外伝#1

Meioep1  皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今週の”Tetsu”第1回をお届けします。今週は、名鉄ネタです。



 先回の長崎からの帰り道、セントレアから常滑線に乗ったのですが、窓からデキの親玉を見てしまい、ウズウズしていました。その後大阪からの帰り道、車を停め写そうとも思ったのですが、時間の都合、そして車の駐車の問題で断念、今週まで忍耐出来ませんでした。そういえば、あと、「東名古屋港」も電車で行ったこと無いよなあ、と思い、今週の取材のさわりの部分が出来上がりました。



Meioep2  先ずは東名古屋港ですが、休日午前は常滑線の大江発8時17分が最終で、それを逃すと16時までありません。これに間に合うように出掛けます。



 大江に到着、改札機を東名古屋港に置きたくないので、大江駅跨線橋5番線入口に自動改札があり、外側には券売機もあります。ここにフリー切符を通し、階段を降り、暫く待つと、電車がやって来ます。3100系3113始め2連です。かつては(旧)3300系がこなした運用です。



 乗ること4分足らず、東名古屋港に到着(写真)。



 終点直前に、名鉄の新車が豊川の日車から運ばれ、名古屋臨海鉄道経由で初めて入線する場所があります。そこは本線と直角に交差しています。一旦北側に押し込まれ、渡り線で東名古屋港方へ牽引され、道路を越え、全編成が入るとポイント切り替え、大江方に入り、初めて名鉄の車輌になるのです。なお、その折り返しのヤードは、名鉄電車の墓場、解体処分も行われる場所で、必要部品を外した後、ここでスクラップ業者が引き取ります。



 この列車は数分後に大江に折り返し、そのまま昼寝になるので、そそくさと撮影し、乗車しました。



Meioep3  この列車頻度ですので、かつては複線で、複線の用地もありますが、単線で用が足ります。そのため、”リニモ”の原形、”HSST”の実験線がその用地に建設されましたが、現在は撤去されています(写真)。



Meioep4  大江に戻り、今回の取材の最大の動機を見に行きます。5番ホームからでも見えますが、角度が悪く、しかも逆光です。そこで駅を出ることにしました。



 すぐ東側は国道247号線で、歩道も広い道です。「港東通」交差点で西に行くと、すぐ跨線橋です。跨線橋の、とある場所からは写真のとおり手前デキ601、奥デキ604、間にチキ数両が挟まり、レール輸送の準備をしているのが分かります(写真)。



 これで終わりでも良かったのですが、フリー切符が勿体ないと思ったので、次に行きます。



Meioep5  大江は急行停車駅のため、急行に乗車。名鉄の優等列車は、名古屋本線を通す運用と、常滑・河和・内海方面と犬山・各務原線・広見線とを通す運用の2系統に大別されます。この列車は考えることなく犬山へ行きます。



 犬山から一駅、犬山遊園に到着。北側は木曽川で、かつて道路併用橋として有名だった犬山橋が架かっています(写真)。横の石のオブジェは、道路のあった頃の名残です。現在道路はすぐ下流側の新しい専用橋に移りました。



Meioep6  この南側を望むと、上にモノレールがあるのがわかります(写真)。昭和30年代に、犬山遊園駅と、犬山成田山(成田山新勝寺の分院)、日本モンキーパーク(京大霊長類研究所があることから設置された)を結ぶモノレールが建設されましたが、老朽化等が原因で本年12月に廃止になるそうです。このモノレールが今日の2回戦です。東側改札を出て、階段を登り乗車します。連結器に目立つレール用のプラウに注目。



Meioep7  車内は広く、昔の羽田のモノレールに雰囲気が似ています。それもその筈、このモノレールは日立がアルヴェーグ社と提携し製造した跨座式モノレールだからです。言い方を変えれば、羽田のモノレールの試作品なんです。この成功を受け、日立は羽田モノレールを建設し、一時は経営にも関与していたのでした。車内にも、「日立-アルヴェーグ」とプレートが入っています。皆さん、ドイツ語のアルファベット、正しく読めますか!



Meioep8  乗車し、5分ほどで終点、モンキーパークに到着します。整備は何処で行っているか不思議でしたが、写真のとおり終点のモンキーパーク内に車庫工場が設置されています。車輌の入れ換え、交換はどうしてるの?と思いますが、1両ごとにトラバーサになった線路を移動させ、交替させているようです(写真)。



 なお、ホームの奥は立ち入り禁止、写真を撮った場所から先は日本モンキーパークになり、入場料が必要です。私はここから戻りました。



Meioep9  さらに新鵜沼へ行こうとすると、来た列車は5701始め6連でした。何だ、6連位、と思うかもしれませんが、実は名鉄の多くの駅は4連しか対応しておらず、三河線のような支線は、行き違う線路の有効長も4両分しかありません。結果幹線しか入れず、しかし時代的に古い5700系5701Fと5702Fは、本当に「帯に短し襷に長し」という状態で、今後が最も危ぶまれている編成です。そのため、撮影出来る駅、ということで各務原線全線乗車し、岐阜まで行ってしまいました(写真)。左はパノラマカー7004始め6連、右は2200系2307始め6連です。ここで昼食を摂ると、また氷の粒が降ってきました。



 もし、まだ5000の一族と、パノラマカー一族が増備の最中であれば、5701Fと5702Fも中間車2両を外し、他と同じく4連に組み替え、外した2両は先頭車化改造し5600系を名乗る、という方法があると思うのですが、7000系でも廃車が出て、5300系はリサイクル車、5500系は全滅、最終形の5700系も肩身が狭いでしょう。良い方法、無いですか?しかし、7500系同様鬼っ子を預かる犬山検車区は、何と器量の広い所か。



Meioep10 新鵜沼に戻るべく電車に乗ります。先頭にかぶりつき、田神を過ぎると、かつて美濃町線と揖斐線、谷汲線の整備工場のあった市ノ坪が見えてきます(写真)。かつての楽園が、跡形もなく消滅してしまいました。悲しいですね。



Meioep11 新鵜沼に到着。かつて高山直通列車は、新鵜沼から一旦スイッチバックして高山線に入線していたそうですが、その後「北アルプス」が走るようになると、名鉄も営業に本気になり、このスイッチバックを解消するため短絡線が出来ました。キハ8200の時代には高山線の孤高として、唯一名古屋から富山まで走り、富山地方鉄道まで入線した(地鉄の勾配との相性も抜群だったと、関係者は言っていました)特急「北アルプス」は、JR東海キハ85相当のキハ8500まで造りましたが、結局廃止になり、車輌は会津鉄道に譲渡、うち東海豪雨で水没したキハ8555は昨年廃車され、短絡線も不要となりました。



 短絡線の現在の様子は写真のとおりで、踏切も死んでおらず、ATS等信号関連を整備すれば、まだまだ戻せる雰囲気です(写真)。線路が切れると、やはり駄目ですが。



Meioep12  そして寄り道をしたものの、各停で上小田井へ。1380系、写真は1534です(写真)。これも鬼っ子ですね。



Meioep13  上小田井は、名鉄犬山線と名古屋市営地下鉄鶴舞線との接続駅。引き上げ線には、左名古屋市交3050系3155始め6連、右名古屋市交3000系3102始め6連です(写真)。名古屋市交通局の最近の話題は、東山線5000系と、鶴舞線3000系の置き換えです。どちらも、サイリスタチョッパ車なのですが。



Meioep14  上小田井3枚目は、名鉄100系、111始め6連です(写真)。豊田新線開通当初からの車輌で、111はトップナンバーです。当初抵抗制御4連で落成し、6連化時にVVVF車2両を挿入、真ん中が151、161です。116、211~214の編成は界磁添加励磁制御車で落成しています。



Meioep15  地下鉄乗り入れ車最終ナンバー、215始め6連です(写真)。これは全VVVF車で、最初から6連で落成しましたが、番号は他車と揃え真ん中が255、265になっています。唯一の200系、悲しい1系列1編成です。今後増備も無いでしょう。



Meioep16  今度はコルゲートも大胆な名古屋市交通局3000系、トップナンバー3101始め6連です(写真)。先頭2両は3101、3201で、末尾は3701、3801ですが、ボディ設計が古いせいか中間車を追加製造せず、6連化に際し中間車化された3104、3204を挿入しました。



 4両当時23編成あった3000系、計92両あったのに、6連にすると、2両余ります。編成は3050系製造で数は合いますが、この2両は何処に?実は3050系3159の編成が、中間車2両を造らず、3000系2両(3706、3806)を中間に組み込んでいます。3000系廃車、といえば真っ先に思いつくのはこの3159の編成の処遇で、今日も上小田井で2時間待ちましたが現れず、既に事態が進行しているのかと心配になります。しかし、3050系はコルゲートではありませんが、ビートが入ったステンレス車で、ステンレスでも平滑なボディが主流となった現在、昔と同一構造の車輌を造るのか疑問は残ります。しかし3159は注目である、ことは変わりありません。



 明日はこの続きです。宿題は解決するでしょうか。

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電車ばかり撮っている中年です。甥からは「おじちゃん」と呼ばれます。

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