最北のイベント

Nabq1  皆様、如何お過ごしでしょうか。それでは、今日の”Tetsu”をお届けします。今回は、JR北海道苗穂工場公開イベントを取材しました。



Nabq2  昨日に続き札幌駅に行きます。朝8時半の「スーパー宗谷」から写そうと思いましたが、腰が重く、時間を過ぎてしまいました。そして遅れて駅に入ると、ポイント故障とも、事故とも言いダイヤが乱れています。駅には「富良野紅葉エクスプレス」が入線します(写真)。日本ハムラッピングの「ニセコエクスプレス」を使用した同列車、キハ183 5002始め3連で、こちらも古株に入るようになりました。



Nabq3  隣のホームには、日本初の交流専用電車711系、S-114編成ほか6連(写真)、こちら側3連は中間ドア追加改造が行われていません。この車両も、老い先短いです。



Nabq4  間もなく寝台特急「カシオペア」が入線します(写真)。手前はDD51 1141、後は同1138です。区名は「函」、運用札の「重」の表示は全重連形(ブレーキも総括制御される)で、半重連形(機関の総括制御のみ)と区別する意味なのだそうです。





 「カシオペア」入線の動画です。DML61Zの4重奏が聞こえます。



Nabq5  続いて「トワイライトエクスプレス」が到着(写真)。手前DD51 1095、後同1140です。こちらも区名札は「函」です。



 午前10時半を過ぎても来なければ断念しようと思っていましたが、30分以内の遅れだったので、そのまま撮影し、一駅隣の苗穂へ向かいました。



Nabq6  苗穂駅からは駅を出て、北側に広がる苗穂工場・苗穂運転所に向かいます。歩道橋からは、昨冬踏切事故に遭った「スーパーカムイ」789系1000番台が、留置されます(写真)。789系1000番台は5両編成の2両目と4両目が電動車、しかし衝突した側の2両は無く、4両目に当たる電動車は、ブルーシートを被っています。落成1年足らずの新車、事故は痛ましい。社員が鉄道事故を起こすと、会社は「使用者責任」を問われ、多額の賠償金のため余程の大手企業でない限り倒産します。



Nabq7  そして場内に入ります。間もなくリフティングが行われる、とアナウンスがあったので、行ってみました。



 旅客車解艤装場の中には721系先頭車と、その台車があり、台車を吊ってレールに乗せ、車体乗せを行います(写真)。クレーンの扱いは、微妙な所まで操作し、他の工場と比べても非常に上手い。流石です。





 リフティング実演の様子です。どうでしょう。



Nabq8  そして同工場訪問の最大の目的、C62 3です(写真)。煙を吐いていますが、運転に必要十分な圧力(15kg/cm)には達していないらしく、黄色のDE15 2516に補助され客車を動かします。



 同機は「スワローエンゼル」2号機、「下がりツバメ」17号機のような、超特急「つばめ」専用機ではありませんでしたが、当初は大阪の宮原運転所、後に軽軸重化改造を受け小樽築港機関区に移籍、急行「ニセコ」では2号機との重連が最高とされ、皆撮りたかったものでした。引退後2号機は梅小路に戻りましたが、同機は北海道に残り、苗穂工場で保存されます。JR発足時に再び動態復活し、一時は「SLニセコ号」として運転されましたが、その後引退、現在車籍はありません。しかし、本線に繋がる線路上にあるとは、JR北海道の本音が垣間見られます。



 因みに”999”48号機は、恐らく軽軸重で東北用、現存しないと思います(TV版の50号機は存在しない)。





 C62 3、運転の様子です。確かに、C62が、動いているんですね!



Nabq9  その後には、ED79 51が(写真)。ED79 50番台はJR貨物が製造した新造車、青函トンネル本務機用の設計です。10両製造され、1両事故廃車、現存9両ですが、EH500の増備に伴い運用が縮小しています。



Nabq10  奥には、コンテナ貨車コキを中に載せた、大きな車体が(写真)。これだけでは一体何か分かりませんが、実はこれ、新幹線の新函館開業後、低速な貨物列車の通過が新幹線に支障しないよう、新幹線大の車体にまるごと貨車を載せ、高速牽引機関車で青函間を通過するための列車の試作品です。これが実現すれば、新幹線の合間に貨物列車が走っても、スピードを落とさずに済むことになります。



Nabq11  隣の煉瓦の建屋、「鉄道技術館」に入ります。写真は、引退した「アルファ・コンチネンタルエクスプレス」の前頭部です(写真)。しかしベース車がキハ82系であったことから、老朽化で引退しました。反対側にはキハ82が「おおぞら」のヘッドマークを掲出、他D51の缶の蓋、ミニSL等が展示されます。



Nabq12  車両展示は、789系「スーパー白鳥」函ハコ(函館運転所)HE-101編成です(写真)。グリーン車側3両、中間運転台までで、残り3両を連結し営業編成になります。更に3または2両が増結、そのため普通車側の編成数は多くなっています。



Nabq13  車輪検修場には、SL動輪用の旋盤があります(写真)。汽車會社(現在は川崎重工)製、数年前までは使っていましたが、現在は使えないそうです。





 そして現役の車輪旋盤、動画です。容量があれば、もっと長く録ったのですが。



 続いて、台車検修場では、キハ283系の振り子台車、N-DT283の振り子動作の実演が行われていました。あんなに傾斜しているとは。しかし、この台車も自己操舵台車(JR東海の383系電車”しなの”が世界初とされている)だったとは。社員の解説に、驚きました。



Nabq14  隣の機関車検修場では、JR貨物の新型ディーゼル機関車(と思っている)DF200 901号機(試作車)です(写真)。制服撮影用に展示されますが、同機は運用札に「一休車」と入ります。内燃動車は寿命が短い、しかしDD51より短いとは。電気式ディーゼル機関車は、整備が機関と電気系の二系統で複雑、そのため国鉄でも少数派でした。



Nabq15  南端には、寝台特急「北斗星」用の電源車、カニ24 501とマニ24 502です(写真)。カニ24 501は、カニ24 0番台の改造車、マニ24はマニ50に発電機を搭載し、24系の電源車とした車両です。しかしいずれも「北斗星」減便(3往復から1往復)で余剰となり、こちらも「一休車」です。



Nabq16  その奥、食堂前の線路では、DMV(デュアル・モード・ビーグル)の乗車体験が行われていました。写真は道路から線路に載る瞬間の切り替え部分で、鉄輪を下げる所です。車体全体が持ち上がります。降りる方は鉄輪を収納するだけなので、踏切でもいいのです。





 DMV実際の動画です。複雑なはずの動作が、割と簡単にできるのは、凄い技術だと思います。各地のローカル鉄道を救えると一番良いのですが。



Nabq17  そして出口に向かいます。入口には、キハ160 1が(写真)。日高本線用軽快気動車キハ150の事故廃車代替で製造された同車、同形の老朽化による全車引退(国鉄型キハ40に置き換え)に伴い余剰となり、モーターアシスト形ハイブリッド車(プリウスと同じ仕組みのハイブリッド方式)の試験車、”ITT”となりました。



Nabq18  隣には列車休憩所として、先ほどの789系の残り3両、函ハコHE-202編成が停まります(写真)。



Nabq19  その奥には保存車両、手前D51 237、奥キハニ5005です(写真)。D51 237は苗穂工場製、終生道産子を通したD51です。キハニ5005はガソリンカー、「名カキ」「日本車輌」などの表記があり何故?と思うと、苗穂工場での復元車なのだそうです。



 そして徒歩数分の「研修センター」へ。軌道自転車、シミュレーター等々がありましたが、写真は残念でした。そのまま、駅に戻りました。



 長年の懸案だった苗穂工場訪問を、ついに実現しました。しかし、やはりもっと早く日時を公開してほしいです。本当に、行き帰りの手配は大変だったんですから!



 それでは、次回をお楽しみに。

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